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まだ旅立ってもいないのに

まだ旅立ってもいないのに

まだ旅立ってもいないのに

作家
福満しげゆき
出版社
青林工藝舎
発売日
2003-07-25
ISBN
9784883791361
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まだ旅立ってもいないのに / 感想・レビュー

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出世八五郎

メインストリートにはない漫画にもいい作品はあると知りました。つか癖になりそう。本作はうだつの上がらない著者自身を描いていますが、共感できるところに希望があります。自分は一人じゃないということですな。

2014/01/12

目黒乱

「モウカル・ハナシ」は、長編にすればテレビドラマの原作になりそうなくらいエンタメ性がある。「おじさんのうた」の「もうムリに安定する必要もないんだ」という心内語に心打たれた。チャレンジするおじさん。

2015/01/04

Toska

久々に。この人にはずっとこういうファンタジー(?)路線を進んでもらいたかったのだが、難しかったのかな。ドロドロした自意識。「主人公意識」なんて、下手に囚われたら気が狂うんじゃないか。それをきちんと絵で表し、物語にできるのだから、やっぱりすごい才能だと思う。絵が上手い。奇妙に清潔感のある墓場のシーン(「日本人之墓」)が好き。これぞ末期『ガロ』の遺産というイメージ。しかし、あれからもう四半世紀が経つのか…

2021/12/09

午後

再読。鬱屈としているだけでなくちゃんとエンタメもしている絶妙なバランス。絵柄も良い。

2018/11/10

半木 糺

現代特有の疲労感や焦燥感、それをここまで的確に、あるいは正直に描いている作品は他にちょっと見当たらない。作者の、自分と世界とを見る眼は明らかに尋常ではない。またそれを漫画という表現形式に落とし込む能力も、相当なものがある。表題作の「まだ始まってもいないのに」や「僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない」など、タイトルも秀逸である。

2007/07/11

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