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はこにわ虫

はこにわ虫

はこにわ虫

作家
近藤聡乃
出版社
青林工藝舎
発売日
2004-11-25
ISBN
9784883791729
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はこにわ虫 / 感想・レビュー

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buchipanda3

著者の初期作品集。先日読んだ「よむよむかたる」(朝倉かすみ)に登場して、中身が気になり手に取った。キャラの絵柄は著者らしい感じ。簡素で洗練された筆づかいにドキッとさせる表情が垣間見える。作風は幻想的で奇妙な世界観が繰り広げられ、近作のエッセイ漫画とは違った味わい(でも醸し出す空気感の根は同じに感じる)を楽しめた。虫や植物の描き方が印象的で、不気味で美しくユーモラスさもある細部の世界に誘われる。子供時代の少し残酷で無垢な発想、普段見えない引き出しの中の異世界感。つめきり物語、爪を切る時に何か頭に浮かぶかも。

2024/10/03

コットン

カラフルなヒモを出せるようになり、ギリギリ助かった私などシュールで面白かった。数年前にジャケ買いしそうになり、今回も強烈に欲しいモードが出てしまったのはブックデザインにミルキィ・イソベが加わっていたからかと納得!

2013/06/30

つばぶぅ

A子さんの作者とは到底思えないほど。漫画というより芸術のような。装丁もかなり世界観があるが、開いた最初の挿絵『百鬼夜行ー落下』がすごい。つげ義春なんかが活躍した頃の絵っぽい。テントウムシを電子レンジに入れてしまったことが今でも脳裏に焼きついているのだろう。美しき妄想達。

2017/02/16

みきこ

短編集だけど全部がずーっと繋がってる作者の頭の中に入り込んでしまったような世界だった。この人、雲の形とか見て色々想像するのが好きそうだな。

2015/03/30

なる

何に迷い込んでしまったのかと不気味さと不安を感じながら、しかし、どこを切り取っても完成された作者の世界観に惹きつけられて、最後まで読みきった。絵もコマ割りも素敵だけれど、文字もまた魅力的。次また手に取りたくなるまでかなり期間が空きそうだけれど、そのときまで本棚へ……

2015/10/12

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