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猫谷

猫谷

猫谷

作家
花輪和一
出版社
青林工藝舎
発売日
2007-05-25
ISBN
9784883792429
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猫谷 / 感想・レビュー

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安南

こちらは80年代、90年代の作品を再編集したものです。かなりエグいです。それでも鬱、依存症いうところの「底つき体験」のように妙に平穏な気持ちにもさせられます。仏教がベースのようだけど、やはり、独特の花輪の宗教観が魅力。癖になります。はまります。手を合わせて拝みたくなります。

2013/06/11

王天上

いやー、この漫画を半世紀ちかく正気を保ちながら執筆している作者はほんとにすごいと思う。

2015/01/22

アメヲトコ

みずほ草紙を買いに行ったら気が変わってこちらを購入。平安時代を舞台にした短編集。神仏や物の怪がすぐ近くにあったころの人間の業が見事に描かれています。これが80年代後半から90年代前半の作品であるところがすごい。

2015/09/10

龍國竣/リュウゴク

短編集。平安時代を舞台にした作品群。摩訶不思議。それは、これらの作品が描き出すものに限らず、訴えたいこと、にも当てはまる。作者に付き物の業についてはさほど深化しておらず、昆虫や猫と生きる人間の有様が自在に表現される。信仰と童心の間でゆらめく絵巻物語。

2012/11/12

7nao_nao7

「青林堂」のオリジナル版はもっているが改訂版ということで買ってみた。収録作品の異動がけっこうあるようだ。やっぱいいわああ。「慈肉」なんてガルシア=マルケスの「大きな翼をもった老人」よりひどくてすごいぞ。ところで、花輪さんの一種独特の宗教観みたいなものはどこでどのように培われたんだろうなあ。

2009/04/22

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