見晴らしガ丘にて 完全版
見晴らしガ丘にて 完全版 / 感想・レビュー
akihiko810/アカウント移行中
文庫版で再読。見晴らしガ丘に住む市井の人々を描く連作短編集。7.5/10点 近藤ようこ作品は、古典怪異ものよりも、現代ものの方が好きだ。本作は85年の作品だが、近藤ようこの市井に生きる人々への鋭い観察眼と温かいまなざしが発揮されているように思える。冴えない専業主婦と暮らしながら、若い女と浮気する夫「ママ…ドラえもん」はすごく好き。あらためて近藤ようこは凄い作家だと思う
2020/10/31
GO-FEET
続篇が出たので、復習を兼ねて十何年ぶりの再読。 不思議と覚えている話が多くて自分でもビックリ! 結構何度も読み返していたんだろうなぁ……
2019/06/29
織沢
随分前から近藤よう子の作品には興味があったのだが、今回初めて読んだ。 滋味のある味わい深い趣の中にヒラリと輝くユーモアや真理があって面白かった。向田邦子の作品を読んだ時に感じる読後の感じがした。
2019/10/29
ツキノ
それぞれの人生、それぞれのおもい、それぞれの決断。なんとも味わいのある作品。
2010/04/24
Gen Kato
再読。みな覚えていました。名品ぞろい。『GALS LIFE』のファッションとか、『改心』の缶ビールの絵柄など、描かれた当時を感じる描写もありますが、芯は不変。『かわいいひと』『ロマンス』『プレゼント』、今読んでも時代を超えていますね。
2024/08/14
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