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いつものはなし

いつものはなし

いつものはなし

作家
近藤聡乃
出版社
青林工藝舎
発売日
2008-09-01
ISBN
9784883792702
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いつものはなし / 感想・レビュー

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wknwkn

生活の中でふと、あれ、私誰だっけ?と夢の中を歩いているような不思議な感覚になることがありますが、その感覚を突き詰めたような漫画です。電車かもしれないのアニメーションの雰囲気がそのまま楽しめる作品もあって、うっとりした。

2016/12/19

ゆっき~

なんだか違う人のコートを着てきてしまった気がする、私本当は小さい頃ブランコから落ちて死んじゃったんじゃなかったっけ?私こんな名前だったっけ?って感覚はなんかわかる。なんだこの連想は!というのに混じってたまにこんな既視感が出てくるのがたまらない。初期の絵柄が江古田ちゃんと似ている。誰か共通の人に影響受けてたら面白いのに。

2013/03/15

kentaro mori

⚫️思い出してはみたものの、本当のことかわかりません/楽しかったはずなのに、なんだかとてもあいまいです/いつもいつも私はこんなことばかりしている気がします⚫️「このコートは本当に私のコートだったっけ?」「いつも乗る電車は、本当にこれだっけ?」「降りる駅はここでいいんだっけ?」「ここは私が小さい頃住んでいた町ではなかったっけ?」「私の足はこんなに遅かったっけ?」「私の足はこんなに白かったっけ?」「私は小さい頃、ブランコから落ちて死んだんじゃなかったっけ?」

2018/08/19

rakukko

洗練された絵柄で日常のふとしたワンシーンや感情から無限に飛躍していくイメージを漫画に落とし込んでるエッセイ風の作品が本当に素晴らしい。かなり青さとエグさがある初期作品?も収録されているのだが絵柄が違いすぎて共存させずとも良いのではと個人的にかんじた。装丁も良く、本屋で並んでたらカバー買いしてしまう出来だな。

2014/11/23

鯨、或は山田

版元:青林工藝舎、所属:ミヅマアートギャラリー。説明は以上でも良いか。付け加えるなら、別の著作では装丁にミルキィ・イソベが関わっているとか。98年から08年までと収録作品の年代に幅があるだけあって、線もかなり変わっているが、恐らく著者の実体験なのだろう、唐突に電話で「では…」といって別れるシーン等、繰り返し用いられる箇所がいくつかある(この、説明も特に無く挿入されるのがミソだと思う)。さらっとした描き味だが寝る前に読むといろいろ考えちゃってよく眠れそう、と思うほど著者の感受性は豊かに節くれだっている。

2013/09/06

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