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劇画漂流 上巻

劇画漂流 上巻

劇画漂流 上巻

作家
辰巳ヨシヒロ
出版社
青林工藝舎
発売日
2008-11-20
ISBN
9784883792733
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劇画漂流 上巻 / 感想・レビュー

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リカステ

図書館で何となく手に取ったら、中身も漫画だったのね。有名な方なのだろうが、生憎存じ上げない……。 漫画を書くことに対する意欲がすごいと思う。

2015/12/11

seichan

アニメ映画「TATSUMI」を見て、つい読みたくなって借りてきちゃった。辰巳ヨシヒロの自伝マンガ。日本の戦後まもなくの雰囲気、関西の猥雑かつはんなりした雰囲気、貸本マンガの世界、いろいろと伝わるものがある。歴史の証言やね。

2019/09/07

龍國竣/リュウゴク

著者の自伝的長編。この巻では新しい表現方法に意欲を示すまでが描かれる。手塚治虫との交流、長谷川町子に認められた経験、同じ職場のさいとうたかをなど、漫画史の重要人物が相次いで登場する。それと並行して、その時代に流行した作品や事件も綴られる。

2012/12/30

ぼにい

おもしろい。上下800ページ超を一気読み。「劇画」という言葉と概念を創出した辰巳ヨシヒロ氏の半生記であり青春群像劇。戦後の貸本漫画ブームの熱気、いいかげんな出版社、個性的な若き作家たち。淡々とした絵柄でありながら、当時の熱気がじわじわとこちらに沁み込んでくるような迫力。私は大阪に貸本の版元が多く存在したことも知らなかった。

2010/11/15

ぐうぐう

おもしろすぎる! 辰巳ヨシヒロ版『まんが道』、いや、『げきが道』とも言える自伝的作品だが、同じ時代を描いていながらも藤子Aの『まんが道』とは肌触りがまるで違う。それは『まんが道』で満賀と才野が初めて手塚治虫と邂逅するシーンで手塚から強烈なオーラが発光していたのに対し、『劇画漂流』の主人公・勝見は初めて会う手塚に、近所のお兄さんと変わらない印象を持つことによく表れている。そもそも勝見は夢のためというよりも、生活のために漫画を描き続けているのだ。(つづく)

2009/09/20

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