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花散る里

花散る里

花散る里

作家
近藤ようこ
出版社
青林工藝舎
発売日
2009-02-25
ISBN
9784883792788
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花散る里 / 感想・レビュー

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Gen Kato

名篇ぞろい。収録作みんないい。ことに『恋の重荷』の阿茶さまと『精霊迎え』『吊橋』のおまあさま、最高。表題作と『狐』も素晴らしい。近藤ようこ先生が描く女って、すさまじいほど色っぽくてよいですね。

2024/08/15

龍國竣/リュウゴク

短編集。いずれも中世を舞台にしたもの。特徴的なのが、男が良家の婿になることを望む話が多いということ。他にも、相撲を取る体格の良い女性が何度も登場して、強い女性像というのがひとつの柱となっている。表紙のように、女の胸ですやすやと眠る男が描かれる。

2012/12/10

筋書屋虫六

20年以上前に書かれた作品の再刊とのことですが、古びた感じがありませんでした。舞台は室町時代で、現世に生をもつものと、そうでないものが交わっていて、この世界感は好物です。女力士のエピソードが好き。また、女性の身体を描く線は鳥居清長の春画のように柔らかで美しく、かつ、妖しい。

2016/07/28

Bks

救いのある話とない話が。”花子”が好きです。花散る里は細部が語られないが故にいろいろ深読みできる。

2010/11/07

naagita

『瓢かわいや』(白泉社,1992)から「御用の尼」を除き『花散る里』(白泉社,1996)と合本新装した短編集。「空蝉」の最後の頁で、葛篭の尼がもらす台詞がじわりと沁みる。

2009/03/23

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