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逢魔が橋

逢魔が橋

逢魔が橋

作家
近藤ようこ
出版社
青林工藝舎
発売日
2010-09-30
ISBN
9784883793259
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逢魔が橋 / 感想・レビュー

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斑入り山吹

人間って一筋縄ではいかない、って近藤氏の本を読むと意を強くする。いつもそう思ってはいるんだけどね。橋守が主役だとなんかちょっとつまんないな、とも思ったが、この主役は太子丸なんだな。太子丸と直接関係のない話でも、それを彼はちゃんと横で見ていたわけで、そこで学んだことがあるからこそ、あのような結末に至ることができたんだと思う。表題作以外の怖い短編3つのうち、「夢見る指」が怖かった。若くてきれいな坊主って、ロクな目に合わないな。

2013/05/15

Gen Kato

表題連作、終局にうなる。『海神の子』『ひだる神』も好き。『夢みる指』怖いです。

2024/08/10

Kavi

これは近藤さんオリジナルの作品。とある山中のかかる橋の話。橋をわたる人のもしもあの時、こうしていれば的な。別の選択肢を探るような。苦しみや悲しみを露にする橋。民族史が根本にあり、大好きなテーマ。

2018/07/08

縞猫

さらりと描かれているが、昔話のように喜びも悲しみも恐怖もすとんと心の中におちてくる。日本人の中に脈々と受け継がれているものが紙面を通して伝わってくるような、不思議な心地よさがある。

2014/06/06

ゴロウ

国文学者による作品解説がこれほど似合う漫画家もそうはいない。

2010/09/30

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