近藤ようこ初期作品集 1 仮想恋愛
近藤ようこ初期作品集 1 仮想恋愛 / 感想・レビュー
kokada_jnet
古泉智浩先生もレビューで絶賛。24歳で執筆した作品を集めた第二短編集を、青林工藝舎で再刊したもの。純文学的なものとも微妙に違う、近藤ようこ先生ならではの、リアルな男女の性愛が描かれていて、面白くまた感銘うける。経済的に「ガロ」には発表できなかったとのことで。すべて「ガロ」以外の掲載作で、「漫画エロス」への掲載が過半数をしめる。旧版の後書きで「子宮感覚」や「女の感性」などの言葉が流行していたと書いてある。それらの流行語は、当然嫌だっただろうが、完全に無視することもできなかったという、辛い時代だった。
2022/05/12
Vakira
近藤ようこさん 初期短編集。「ガロ」掲載のイメージでしたが、この短編の殆どの作品は「漫画エロス」に掲載。39年も前。この雑誌、エロ本ぽっい雑誌名ですが、ようこさんの作品は純文学してます。青春苦悩と女性特有の子宮感性。よくぞ成人漫画誌に掲載したと当時の編集長の着眼力に驚く。夏休み海に行く。いつまでも日に焼けない秘められた部分があるはずだ。それを誰かにさらす日は来るのか?そんな異性にいつ会えるのかしら?だから私はハガキを出す・・・いままで読んできたようこさんとは全然違った印象。磨く前の原石の様な粗さ。良いわ~
2020/11/15
Gen Kato
模索中、な作品集なんだけど、同棲時代みたいな話でもしっかり近藤ようこワールド。80年代というより70年代ぽいのも何か好きです。
2024/08/01
borug
読みながらプルプルしてしまう。
2016/03/16
あらき
絵とかはわりと二の次で文芸色の強い漫画を読みたかったので満足。「性悪女」と「夏休み」がお気に入り。
2016/02/19
感想・レビューをもっと見る