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吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.5 (Holly NOVELS)

吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.5 (Holly NOVELS)

吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.5 (Holly NOVELS)

作家
木原音瀬
下村富美
出版社
スコラマガジン(蒼竜社)
発売日
2011-10-14
ISBN
9784883863808
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吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.5 (Holly NOVELS) / 感想・レビュー

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那義乱丸

番外編が本編の倍の量w4巻ではアルと一緒になって泣き濡れてたので気づかなかったけど、キエフの言う「依存」に納得。暁と一緒にいたい願望だけが全てになってしまい「自分がどう生きるか」が抜け落ちてたアル。まだ成長したとは思えないけど、中途半端を脱出して一歩は踏み出せたかな。日本に帰ったアルが暁を支えられる存在になりますように。暁の過去編は辛く重い木原節。大人の都合や事情は子供を傷つける。ましてや諫早のしたことは…。暁の心が凍り付いてるのはこの過去に起因していると理解した今、1巻から再読したい気持ちが沸々と。

2011/10/15

辺辺

積本崩し。メンタル面でかなりキツいけど、なんとも木原さんらしい一冊でしたね。アルのことはどうでもよくなってきて、個人的に注目したのは暁の過去編。日本人特有の事なかれ主義とか大人の嘘も方便などの言い訳をバッサリ切りこんでくる処が凄い。信じても裏切られ続けていたら、そりゃあ人間不信にもなるよな。だからあんな性格になるかと納得できたよ。久々の辛辣な木原節。身体だけでなく心のほうも、いや、心のほうがよりキツく、ボロボロになるまで痛めつけられたよ。願わくば、是非とも暁に幸せになって欲しい。だからね、アル、がんばれ!

2019/02/17

そらねこ

色々みっちり詰まった巻でした!暁に置いて行かれたアルのアメリカでの暮らし。そしてそして!暁があんなに人と関りを避けているのが何故なのか…。あまりにも辛く酷い過去に胸がじくじくと痛みました。出会った大人が酷すぎます…(T_T)それでも…いい人にも会えているではないですか。そこに目を向けて乗り越えて欲しいなぁ。アルと早く会える日を心待ちにしてます。続刊お願いします~(ノД`)・゜・。

2016/12/07

のこ

9割型?吸血鬼化したアルは午後の1時から3時までだけ蝙蝠化するようになる。そして愛しているなら依存するだけではダメだと言うキエフの言葉に従い、自立を目指す健気なアル、頑張れ!後半は番外編で暁の生い立ちが描かれている。幼くして孤児となった暁が信頼した大人たちに嘘をつかれ、裏切られ続けた過去は重い。大人は自分を守るために嘘をつく、期待しなければ裏切られることはなく、信じなければ騙されても傷つくことはない。好きな人に嘘をつかれることの辛さを存分に知っている暁が自分のためではなくアルのために嘘をつく。切ないなぁ…

2017/08/08

キキハル

待ちに待った新刊。噂には聞いていたけれど暁の過去が哀しすぎる。短い本編など霞んでしまった感がある。それにしても、こんな過去を背負っていても、暁の根本的な優しさが損なわれずに成長できたことがうれしい。人を頼り信じては裏切られる。辛い経験を幼いころから幾度も繰り返したら、自らの身に鉄壁の鎧をまとうのも当たり前だ。他人に何も期待しない。極力交わらない。なんて淋しい生き方。頑なな暁を変えられるのは、やはりアルの存在なのだろう。次巻ではアルも日本に帰ってくるようだし、二人で新たな関係を結ぶことを切に願ってます。

2011/10/21

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