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さよならトロイメライ (Holly NOVELS)

さよならトロイメライ (Holly NOVELS)

さよならトロイメライ (Holly NOVELS)

作家
尾上 与一
笠井あゆみ
出版社
スコラマガジン(蒼竜社)
発売日
2016-12-24
ISBN
9784883864454
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さよならトロイメライ (Holly NOVELS) / 感想・レビュー

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那義乱丸

幸せって何なのだろう…ずっと考えながら読んだ。弓削自身の望む幸せと、鉄真の考える理論上の弓削の幸せ。そのズレを濁流のように呑み込んで翻弄していくのはふたりの狂おしいほどの執着。肉体的なものではなく「魂レベルの」と呼びたくなるほど。美しい情景描写と苛烈な現実描写が物語を深く重く形作っていく。出逢った頃の温かなトロイメライを詰めた小さな木箱を手に、灯台が欲しかったのはふたりこそだったのではないだろうか。ラストには涙。『――生きていたら』…その結末がどうであれ、ふたりが幸せな時を過ごしたことを信じてやまない。

2017/11/27

卯月

本編及び同人誌まで読了しました。圧倒的な物語世界が映画のよう。「花のように、夢のように」去る二人の姿が強烈に心に刻まれました。また、本編を読んだ方は、哲真が弓削と過ごす最後の時間、そして弓削が命を燃やし尽くすまでを見届けてほしい。彼が「オルゴールに戻ってゆく」という表現の美しさと切なさ。「「物語」に飢えている方に、ぜひおすすめしたいです。

2017/01/09

青龍

積ん読消化。発売してすぐに買ったけど、久しく積んでしまったもの。確かにBLなんだけど、BLとは違うカテゴリーに置きたい内容。

2018/11/13

きょん

あらすじから辛そうと思って積んでました。容赦ない過酷な運命に翻弄される受に涙が止まらなかった。黒田が当主を見限ることが出来れば、弓削が離れることが出来れば、三鈴が当主を信じられれば事態は変わって行ったのかもしれないけど、家とそこに仕える家令と執事の仕事を越えた情念の行きつく先として選べなかった結果なのかもしれない。

2019/04/17

辺辺

積本崩し。レーター狙い。う~~~ぬ、こういうお話はなかなかきつくて、個人的に受け付けない部類に入るな。楽しめず残念。(なぜこうなったのだ???)絵師・笠井あゆみさんのイラストが眼福ですが。

2017/01/11

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