天涯〈3〉風は踊り星は燃え (SWITCH LIBRARY)
天涯〈3〉風は踊り星は燃え (SWITCH LIBRARY) / 感想・レビュー
マエダ
”少年時代、父が歩くのを好むことが理解できなかったどうしていつもあんな長い距離を歩くのか。ところが、私も当時の父の年頃にちかくなって、歩くことを好む自分を発見した。”なんかいい。
2017/01/15
tu-bo@散歩カメラ修行中
沢木耕太郎の旅のアルバム。写真と短いコメントから構成されている。写真は、旅の途中を切り抜いていて、沢木さんと一緒に旅をしている錯覚に落ちる。その錯覚は、沢木ファンには、堪らない。いい値段のする本でしたが、図書館で借りました。☆四つ 再読するかも。<(_ _)>
2014/12/15
DEE
天涯3部作もこれで終わり。 約20年ほど前の、ちょうど世紀が変わるあたりの写真が中心となっているのだけど、世界は確実に変わっているということが、映された何気無い街の風景や人のファッションなんかから感じ取れる。 派手さはないけど、著者の目を一瞬でもひいたものが収められてると思うと味わい深くもある。
2017/10/03
RYOyan
写真の合間にしおりのように挟まれた言葉たちにハッとする。旅の途中で、仕事を辞めたりしたタイミングで旅してるアメリカ人の男をよく見掛けるという。日常的に転職が繰り返される文化だから、ある意味、生活そのものが旅のようなもの。日本人の男は、そういう機会があまりないので、もしかしたら不幸なのかもしれない。と、いうようなことをさらっと書ける視点で生きてみたい。
2013/04/29
4545
後記に書かれているのだが、これは写真集ではなくアルバムだそうだ。「選択の基準が、どうしても「写真集にとって」ではなく、「私にとって」ということになってしまうのだ。」と書いている。写真専門のカメラマンではないのだから、それはそれで良いかも。沢木耕太郎のファンとしては。
2005/07/23
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