禅ヒッピー (太陽選書 22)
禅ヒッピー (太陽選書 22) / 感想・レビュー
デビっちん
『習得への情熱』の著者が文中で読んでいた本で興味を持ちました。第二次世界大戦後の拝金的な機械文明と反動的な右翼化の波に打ちひしがれた若者が、強圧的な環境に対するアンチテーゼの旅路です。一種の原始主義に拠った生活を経て、乞食的な行脚を続けながら自己の人間性を取り戻してしていきます。美しい情景描写を伴う山登りの体験を通して、仏教の本来無一物の精神を学んでいきました。前半は内容があまり入ってきませんでしたが、中盤から著者の世界観にグイグイと引き込まれました。+頭の中だけでなく、身体を通して学んでいるだろうか?
2016/11/12
出世八五郎
路上よりは面白い。
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東洋思想のことは抜きにしてまた読みたい
2009/08/31
ikshm
都合いい、けど楽しく生きるのはそういうことか。明るくておもしろい。
2017/11/13
nowhereman
入院中に読了。タイトルの通り仏教哲学がメインテーマではあるが、私はアメリカ西海岸を舞台にした山岳小説として読んだ。自然描写がさわやか。薬の副作用によって気分のすぐれない日が続く中で読む本書は、一服の清涼剤のようだった。
2016/07/25
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