ニューヨークの女たち (大和文庫 E- 2)
ニューヨークの女たち (大和文庫 E- 2) / 感想・レビュー
高橋 橘苑
「アーウィンショーの短編に登場する女たちが素晴らしい。知的で都会的な美女たち。私が名付けたミス・ニューヨーカーである。ニューヨークの五番街の、なんともいえないソフィスティケーテッドな雰囲気を伝えてくれる。」背表紙に書かれた言葉が、この本に寄せる想いを端的に説明してくれる。都会の雑踏で育ったせいか、ライクーダが歌うニューメキシコあたりの、見渡す限りの荒野で立ち尽くしてみたい。というのが、個人的なアメリカへの憧憬だけど、それでも常磐新平さんには影響受けました。「愁いを含んで、ほのかに甘く」は傑作だと思います。
2015/01/28
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