植物図鑑 (ダイトコミックス)

みつき　

せとな先生の短編集。表紙の絵がちょっと新しいのでそれほど昔とは思ってなくて開けてびっくり（笑）初期の初期、92年~94年商業誌、同人誌に掲載した５作品。現在の深い心理描写と感情のぶつかり合いはそれほどないのですが、生と死に対しての話が多く、ファンタジーな世界に浸りながらせつない気分になる、あぁこれがせとな先生の原点なんだなぁとしみじみ感じました。また短編なので終わり方もらしくて好き。作家の遍歴をたどるのが好きなひとにはオススメです。

2012/10/27

フルタワ

水城さんの作品を全部追っかけているわけじゃないから何とも言えないけど、この人の描く話って普通に二人で幸せに過ごしている話がほんと少ない気がする。重かったり暗かったり離れていったり切な過ぎて苦しかったりetc... そこでこそ水城さんの本領が発揮されているといえばまったくその通りだけど。心のドロドロしている部分や本能的な部分を描いた作品が多くて、その一つひとつが独特な世界観を作っているのに世界観倒れにならず魅せてくるところに引きこまれてしまった。

2013/07/09

浅葉

★★★☆☆　短編集。情念が凝ったような何ともいえない心地に酔わせるストーリー展開は今と遜色ないのにびっくりした。お気に入りは冒頭の「ブレックファスト」。結構オチは見えてたけどそれでも読ませ、オチを見るとき胸を突く技量は凄い。絵は今のものが好み。

2010/05/14

せ〜ちゃん

★★★★ 水城さんフェアにて再読。 再録作品＋未収録作品「トリカブト」。

2014/10/11

exsoy

『ブレックファスト』は読み終わった後このタイトルを見るとああ…ってなる。

2012/05/11