美藝公 新装復刻版
美藝公 新装復刻版 / 感想・レビュー
けいちゃっぷ
活動写真が発展し産業の中心となった目くるめく「もうひとつ」の日本。横尾さんの挿絵が美しい。
四四三屋
ラスト近くは、荘子の胡蝶の夢をモチーフにしたかのような作品になっています。その点から考えると、筆者の描く世界は、あり得たかも知れない世界、というのには少々無理があるかも知れません。しかし、あって欲しい世界、ではあるかも知れにと思いました。本書を読むとアニメや漫画がこういう風にならないでしょうか・・・、と考えてしまいます。美画公、とか。
2013/02/02
つむじ
贅沢な1冊です
コウ
★★★☆☆
2008/06/22
ジュンケイ
戦後日本が映画産業を中心に発展しているというパラレルワールド。主人公の脚本家里井を中心に映画に関わるフタッフたちの会話が中心にストーリーが進む。その会話がなんともラグジュアリーな感じで、幸福に満ちている。全体的に里井を通して、映画論・シナリオ論・演技論になっている。その里井が小説のアイデアを話すクライマックスが読みどころ。現代の文明批評に興奮する。筒井康隆作品の中でも好きな作品。復刻版で再読。何度目だろ。
2018/03/30
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