生命の文法: 情報学と生きること (哲学文庫 2)
生命の文法: 情報学と生きること (哲学文庫 2) / 感想・レビュー
nagata
「生物」に関するトップレベルの知識人がフランクに語り合うとほとんど認識論にまでぶっ飛んでしまう対談集。でも阿吽の呼吸でそれぞれの考えの骨子はそのまま伝わるようにまとめてあって、読みやすかったかも。確かに生命はナマモノとはいえ、定式化され、硬直化した「もの」ではない。情報、システムといったあたりの言葉と共に、新しい生物学像を模索した20年前の作品にしては今にも通じる認識が盛り込まれていると思う。
2020/04/14
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