善の研究: 実在と自己 (哲学選書 2)
善の研究: 実在と自己 (哲学選書 2) / 感想・レビュー
Bartleby
色を見、音を聞く刹那、それが外界の事物であるとも、感じているのが自分だという意識もまだないような、純粋経験。この経験を手がかりに西田は実在、倫理、さらには宗教を語ろうとするのだけれど、これがなかなか掴みきれずもどかしい。花の匂いを嗅ぐ、崖を登るといった例えを挙げられると馴染みのある経験に感じるのに、論理を追いかけようとすると未知のもののようにも思えてしまう。
2013/09/20
nishiji23
正直むずかしくて、理解できていないかもしれないけれど、読めてよかった。
2016/11/24
感想・レビューをもっと見る