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眠れなくなるお伽咄

眠れなくなるお伽咄

眠れなくなるお伽咄

作家
立川談志
出版社
ディーエイチシー
発売日
1996-10-01
ISBN
9784887240872
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眠れなくなるお伽咄 / 感想・レビュー

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あつひめ

これは確かに眠れなくなる・・・。談志師匠の本は初めて読みましたが、落語はよく聞いていましたので、文字を追いながら師匠の声がする感じ。でも、できれば、師匠自らの噺として聞いてみたいですね。お伽噺・・・言われてみれば不可解極まりない物語展開。でも、大人になってもその不可解をあまり口にしなかったのは、お伽噺と言うものだから・・・と勝手に決めていたのかなぁ。八っあんのようにストレートに疑問を投げかけた方が素直だったかな。もしも子供に疑問を投げかけられても答えられないかもしれないけど。面白い趣向を凝らした作品。

2011/12/08

さらば火野正平・寺

出版社はなんとあのDHC。お伽話を題材に気ままな随談。当然落語の話と文明論が飛び出す。談志師匠の本を読むといつも思う事だが、この内容をお喋りで聞きたかった。

2011/12/03

原です。

★★★★お伽噺を落語みたいにアレンジしていて、非常に面白いです。立川談志さんの口調が思い浮かびます。お伽噺の時代背景や人間関係の変な所を面白おかしく指摘しているのも、面白い。さらに、お伽噺からの教訓の捉え方も興味深い。

2017/02/07

小林ミノリ

誰でも知っているあれやこれやの、お伽噺に鋭く突っ込む、立川談志による、お伽咄Remix!!!!!!!!!

ワタナベ読書愛

1996年刊行。お伽咄を現代的にしてみると、こうなる、という一例。素直にお話を楽しめない屁理屈派の皆さんの普段の思考回路がよくわかる。特に「大きさ」について、お話の中で整合性がとれていないことが気になるらしく、一寸法師やおむすびころりんなどに因縁をつけだすときりがなくなる。書いた本人が眠れなくなったのだろうか。版権の問題がないお伽咄は、いくらでもパロディを作って楽しめるのが素晴らしい。しかし、もし最初に作った人に合う機会があるのなら、是非ともいろいろ質問したい。お話を黙って聞けない人におススメしたい一冊。

2021/11/02

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