アメリカミステリ傑作選 (2001) (アメリカ文芸年間傑作選)
アメリカミステリ傑作選 (2001) (アメリカ文芸年間傑作選) / 感想・レビュー
bapaksejahtera
手頃な長さの作品が18篇。本企画責任者ベンズラーが3年目となるシリーズの好評に気を良くして選考の舞台裏を明かし、この年最終選考役を受け持ったマクベインが推理小説を自ら揶揄する類型化を試みる前文が頗る面白く、良い雰囲気のスタート。随分毛色の違う作品が集められ、気に入らないものは読み飛ばすしか無いが、米国らしい題材を採り上げる「レッドネック」「サバイバル」や結末は心地よいとは言えない「ひそかに、ひっそりと」、ハードボイルドのパロディのような「ルーファスを撃て」「闇に潜む狂気」。今回は気に入った物が多かった。
2022/03/31
くさてる
2001年のミステリ傑作アンソロジー。年間傑作選だけあって、他のアンソロジーでも選出されている作品や、有名作家自身の単行本に収録されている作品など、既読が多かったです。が、それだけ読み応えがある作品が多いというわけで、二段組みの厚い一冊にもかかわらず、一気に読めました。個人的なお気に入りは、ブラウンべック「生存者」、クック「父親の重荷」、ディーヴァ―「まずい時にまずい場所に」、オーツ「ひそかに、ひっそりと」、ロビンスン「もうひとりの戦没者」など。短篇ミステリを濃く楽しみたいかたにおすすめ。
2015/10/21
ひめの たろう
「まずいときにまずい場所に」 Wrong Time, Wrong Place
tai65
星4つ
2011/08/04
慧
★1/2
2001/07/06
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