幼い子の詩集 パタポン 1
幼い子の詩集 パタポン 1 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
「幼い子の」とはあっても、実際の読者は大人が多いだろう。子どもに読み聞かせるためには最適な本。つくづく思うのは、普通の詩人の作品は、子どもっぽく書いていても、どこか大人目線の雰囲気や教訓を匂わせている。オノマトペも、なんだかなぁって思えるのがある。谷川俊太郎さんのひらがな詩が光っているのは、やはりそういう要素を排除しているところ。文句なく楽しい。
2018/11/09
ゆうゆうpanda
「ねえ、ぱたぽん。日本語って楽しくてやさしいね。」すべてのまりーちゃんのために田中和雄氏が編みました。『パタポン』はあのぱたぽんちゃんだったのですね。勘があたりました。「日本には幼い子どものためのいい選詩集がない、いずれだれかやらなくてはいけない」瀬田貞二氏の遺志に応えた渾身の選詩集です。でも、小さくて可愛い装丁です。「にじ/にじ/にじ/ママ/あのちょうどしたに/すわって/あかちゃんに/おっぱいあげて(まどみちお)」この詩集を読んでもらった子は優しさを他者に分けてあげられることでしょう。②も読んでみます。
2016/09/02
ぼんくら
幼い子供のためのいい選詩集を、という瀬田貞二の志を継ぎたいという思いで編まれた詩集。童話屋さんの詩集は装丁が好き。『幼い子の文学』で瀬田貞二が紹介した詩がたくさん入っている。
2016/04/21
浅葱@
まど・みちおさん逝く。何と淋しいニュース。『パタポン①』子どもたちのための詩をゆっくり読み返す。たくさんの詩人が紡ぐ、あたたかで安心して言葉を味わうことができる豊かさ。まど・みちおさんの「ふるるん るんるんるん よぞらに きえた」読みながら涙が出た。
2014/02/28
ゆき
さくら/かえる/かぜと木/ことり/木/青い青い秋ですよ/まっくら
2018/06/10
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