蒲団と達磨
蒲団と達磨 / 感想・レビュー
JVSTINVS
ベケット、オズボーン、イヨネスコ、あとチェーホフが器用にまとめてある印象。ただし、人物に興味がもてなかったわたしは物凄い速さで読了。ありがとうございました。
2022/08/18
あなた
私達はもちろんシェイクスピアを生きているわけでもなければベケットを生きているわけでもない。友人と別れ際に改札口で立ち話をする。あの人とあの人は不仲だとか、レポート出し終わったとか。それが私達のドラマである。ゴドーも待ってないし、森も動かない。岩松はそこのところをよく理解しながら、「そこのところ」を「そこのところ」として描いていく。実はそれはけっこう「不気味」な作業なのである。なぜなら演じられる「そこのところ」というのは演じることなしに今まで行われてきた非=歴史的なものだったからである。(コメに続く
2010/07/25
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