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幸福の方程式 (ディスカヴァー携書)

幸福の方程式 (ディスカヴァー携書)

幸福の方程式 (ディスカヴァー携書)

作家
山田昌弘
電通チームハピネス
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日
2009-09-09
ISBN
9784887597365
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幸福の方程式 (ディスカヴァー携書) / 感想・レビュー

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モッタ

★★★☆☆ 日本の消費の形は変化しつつある。戦後から1980年代にかけて家族消費、1980から1990年代半ばにかけて個人消費、1990年代半ばから現在にかけて消費不安(貯蓄)となってきている。今後は新しい消費の形が求められる。自己啓発、社会貢献、人間関係の消費がそれに値する。良い時代になったと思う。 ※図書館借り

2011/12/07

かりん

5:さらりと書いてあるが、実はかなりすごい。モノを買うことによってモノの向こう側にある幸福を手に入れるのではなくて、幸福そのものを直接得る。企業は、幸福をもたらすと信じられるモノを作って売るのではなく、人々が幸福になることをサポートする。自分を極める物語、社会に貢献する物語、人間関係のなかにある物語。時間密度、手ごたえ実感、自尊心、承認、裁量の自由。他人から認めてもらえる自分が好き。人との距離感を調整して、ちょうどいい距離を買う。他人から必要とされている自分を演出するために買う。仕事という消費。

2009/09/21

かりん

【思い出本再読2310-5】10年以上経って読んでも割と納得。「ギルティ・フリーな生き方」というのは、この本で言われている捉え方とは違うかもしれないけれど、なんかわかる。メモ→自分を極めるという物語、社会に貢献するという物語、人間関係のなかにある物語。時間密度、手ごたえ実感、自尊心、承認、裁量の自由。居場所が見つけられない最大の原因は、家族の中の役割、会社の中の役割、地域の中の役割に縛られることを嫌い、他人から押し付けられる固定的な役割から解放されてきた結果として、人々が安定した役割を失ってしまったから

2023/10/16

masu

「精神的豊かさへの回帰」というのは、近代社会が始まって以来、様々な形で繰り返し述べられてきた。 しかし、結局、「GDPを上げること=国民の幸福、=政策目標」であることは変わっていない。頭でわかってはいながら、「物質的豊かさを求め続けるのはなぜか」 一人当たりのGDPが一定水準以上満たされると、一人当たりGDPと幸福度の間に関係は見られなくなる 「幸福を生み出すと期待される商品を買い、消費することが近代社会の幸福の基本である」 「自尊心、承認、時間密度、裁量の自由、手ごたえ実感」

2017/12/31

shun

自尊心にも、他人の存在が欠かせないという考察は同意。幸福になるために消費するのではなく、幸福だから消費するってのが現代社会。

2010/10/08

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