Jブンガク マンガで読む 英語で味わう 日本の名作12編
Jブンガク マンガで読む 英語で味わう 日本の名作12編 / 感想・レビュー
kawa
このところ「青空文庫」の読みが多いので、明治から昭和20年辺りまでの名作文学(者)のお手軽整理に本書を覗く。掲載12人の何らかの作品は読了済みだった。参考掲載のものを含めて日本の近代文学を体系的に読んでいくため手始めになればと思う。
2022/07/13
ヒロミ
杏ちゃんとロバートキャンベル先生がNHKで放送していたちょっとマニアックな近代文学ミニ番組を書籍化。漫画、英文、杏ちゃんとキャンベル先生の対談などわかりやすい構成で日本の名作文学12編を解説。漫画はけっこうデフォルメがきついミニミニ画風だけど理解しやすい。英訳するとこうなるんだな〜と原文の日本語と比べられるのが興味深い。個人的には林芙美子の「下駄で歩いたパリ」が気になった。何故このチョイス!この番組好きだったな〜NHKさん、新シリーズ及び再放送しませんか?
2015/10/12
nonnomarukari(ノンノ〇(仮))
最近のマイブーム。毎週月曜日から木曜日まで5分だけの番組なんだけれども、とっても面白い。コミカルなアニメーションを見ながら日本文学と英語が学べるという一石二鳥の教養番組。テキスト見ながら録画した映像を見たらとっても楽しくなる。Jブンガク3月から始まった再放送シリーズ終わってからまた新しいJブンガクのシリーズやるのかどうかわからないけど、個人的には続けて欲しいな・・・。
2011/04/21
ホームズ
この番組は好きです(笑)これを見ると文学を読みたくなる(笑)そしてこの本も同じ効果が(笑)とりあえず正岡子規の『墨汁一滴』をかってきてしまった(笑)正岡子規の随筆を一通り読んでから他の文学を読もう(笑)
2011/02/18
田中峰和
明治から昭和初期までの12人の文豪たちの代表作を通して日本文学が紹介される。共通するのは、病や貧しさなど何らかの心配事を抱える彼らの心象が語られること。遊郭の近くに住みその実態を観察し、自らも借金苦から妾の誘いを受けた樋口一葉、結核の病床から鋭い観察眼で執筆を続けた正岡子規。文豪として金に余裕ができたはずの漱石も、幼少期に育てられた養父から金の無心をされて苦労する。何らかの苦労を抱え内省するところから文学は生まれるのだろう。アメリカ出身の文学者キャンベルは、異文化の視点から文豪たちの心理を解説してくれる。
2021/03/16
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