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越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文 (ディスカヴァー携書)

越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文 (ディスカヴァー携書)

越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文 (ディスカヴァー携書)

作家
越前敏弥
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日
2011-02-21
ISBN
9784887598959
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越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文 (ディスカヴァー携書) / 感想・レビュー

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書斎六尺

下降する一方の英語力を何とか引きとめようと読み始めた。前著は誤訳率の高い英文が集められていて、楽しみ、悩ませてくれたが、今回は日本語表現に重きが置かれている。英日翻訳は最終的には日本語が全てであり、日本語の質で翻訳のレベルが決まってしまう。また著者は「翻訳に絶対の正解というものはなく...多様な表現を楽しめるのが翻訳の奥深さだ」と云う。通常英文を読むとき日本語を経由せず日本語を意識しない。しかし複雑で難解な文章に頭を抱えて立ち止まる時、単なる英文解釈から翻訳にレベルアップしどんな日本語になるかを考えたい。

2013/08/07

みゅうの母

翻訳をする上での日本語の作法に重きが置かれています。「誤訳」もいいですが、こちらもインタビューとか読みごたえがあって良かったです。

2017/04/29

ごー

著者が長年にわたって蓄積した知識と習得した技術。電子書籍版が割引だった時に買ったのが、何だか申し訳ないくらい。英文に続いて生徒の訳文が提示されているので、そこで間違い探しをする。これがなかなか難しい。活字で出されると、間違いなどないように見えるから。ほとんど誤読のない訳文をさらに磨いていく方法も説かれている。「訳してみてはじめて、自分の読みちがいに気づくことはとても多いのです。」本当にそう思う。今まで自分が読んできた英文の、はたして何割が正しく読めていたのだろうか……。今後は気をつけたい。

2015/05/11

タイコウチ

前著「〜必ず誤訳する英文」は、間違った文法理解に基づく誤読の指摘が中心だったが、今回は英語というより翻訳の完成度にこだわった日本語のセンスが問われる内容。というわけで前著の英文解釈パズルのような楽しみ方(苦しみ方?)はあまりできないが、プロの翻訳者の「日本語としての読まれ方」へのこだわりには身の引き締まる思いがした。個人的には、「日本的でありすぎる」和臭表現を避けるとか、視点や時制の扱いなど、翻訳者が裁量であえて原文との対応の「正確さ」を踏み越える1割か2割の部分の扱いが勉強になった。

2011/05/03

壱萬参仟縁

前作「誤訳」よりは、例文がやや長くなっている。第1部基本10箇条、第2部誤訳率50%以上が有用。

2013/06/07

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