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翔太と猫のインサイトの夏休み: 哲学的諸問題へのいざない

翔太と猫のインサイトの夏休み: 哲学的諸問題へのいざない

翔太と猫のインサイトの夏休み: 哲学的諸問題へのいざない

作家
永井均
出版社
ナカニシヤ出版
発売日
1995-12-01
ISBN
9784888482899
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翔太と猫のインサイトの夏休み: 哲学的諸問題へのいざない / 感想・レビュー

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テツ

翔太と猫のインサイト(洞察)との間に交わされる哲学的諸問題についての対話。大抵の大人は成長するにつれて考えなくなるような(その思考は生きていくためには基本的に必要ないので)自我が芽生えた頃におぼろげに浮かんだ世界に対する数々の疑問が鮮やかに蘇る。何故かこの世界でこの『自分』だけが主体として感じ取れる自分という難解な存在について思考した末に浮かび上がる世界の姿。全てを理解して生きているように錯覚していても、ぼくたちは何一つ理解していない。自分自身の成り立ちや自分自身が何処から発生しているのかもわからない。

2021/12/02

びっぐすとん

図書館本。今月の趣味どきっ!テキストで紹介されていたので読んでみた。何冊も入門書を手に取っては惨敗を繰り返してきた「哲学」。この本もダメならもう諦めようと最後の挑戦を挑んだがみごと玉砕。これ中学生向けに書かれているようだけど、中学生に理解できる?日本語に良く似た外国語で書かれてるのかと思うくらい😭おばちゃんわかんなかったよ…。まだ数学や物理の本の方が読める。もう哲学の本は読まないと宣言します!哲学は15歳までと本のどっかに書いてあったな、もうとっくに資格がないし。今までも必要じゃなかったし。←負け惜しみ

2020/10/04

マーブル

アウトプットがむずかしい。知識の習得はさておき、まずは疑問なことをとことん考えること。その結果が常識と同じでも構わない。自らの立場を決めかねていても構わない。すべては訓練であり、それこそが哲学の目的である。現実とは。自分とは。善悪とは。存在を巡る「いま」「ここ」「自分」「死」の意味とは。中学生と猫が語る諸問題の多くは、まったく手に負えないものばかり。しかし、するべきは彼らの語る内容や、先人の技を理解習得することではなく、自ら考え、自分の答えを出すこと。あるいは出そうと努力すること。そう思うと少し楽になる。

2022/03/22

袖崎いたる

思考の、なんというかな、ハードといえばいいか、そういうんが哲学だとどうも違う。さながら詩語が日常語と違っているように。けっこう頭使う読書で、なんなら咀嚼しきれないところが多い。楽しい本であった。

2024/06/19

よく読む

実在論や他者について書かれる中学生向けの対話形式の本。読みやすい。小さい頃もよくこういったこと考えていたのを思い出した。自分が見ているときにだけ月はあるのではないか、など。知識過多にならず自分でよく考えてみてほしい、とのこと。

2017/03/08

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