鎌倉 古都だより
鎌倉 古都だより / 感想・レビュー
KAZOO
藤沢周さんの作品はほとんど読んだことがないのですが、お気に入りさんの感想とこの本の題名にひかれて図書館から借りてきました。著者の故郷の新潟日報という新聞に20年くらい前に連載された随筆を本にしたもののようです。横浜から北鎌倉の移住して地元の人との交友、新潟の想いで家族のことなど一気に読ませてくれました。新井満さんの高校の後輩ということも知ったり、森敦さんから作家にすすめられ芥川賞を受賞したことなど楽しませてくれました。少しこの作家の著作を読んでみようという気になりました。
2019/09/17
いのふみ
故郷のこと、仕事(文学)のこと、子どものこと……。この本を読み始めて約10年。今回初めて泣きそうになった。
2019/08/24
tom1969
「藤沢周」に興味を持つと、この本にたどり着く(やっと見つけた)。体は北鎌倉、心は新潟の本当に素直なエッセイで魅力的な本です。まだ7冊しか読んでいないが引き継ぎ注目します。北鎌倉の写真が所々に挿入されていてサブミ効果でとうとう『鎌倉百景』なるDVD を買ってしまった。また読みます。
2015/10/19
sibafu
鎌倉在住の藤沢周さんの97-99年頃に『新潟日報』に連載していたエッセイをまとめたもの。著者が『ブエノスアイレス午前零時』で芥川賞を受賞したのが98年。繁忙を極めた時期だったのかもしれない。鎌倉についてよりも、故郷新潟に関する記述が多いか。著者の影響で、どちらの土地にも憧れる。十年前以上の時事的な出来事はもうあまりにも古いが、時評的おもしろさがある。小説とはまたちがった類の文学者やその作品への言及がある。本書で少し披露されているが、藤沢さんによる批評をもっと読んでみたいと思う。
2013/11/30
いのふみ
四読。絶対的な生の肯定!
2011/11/05
感想・レビューをもっと見る