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文化の透視法: 20世紀ロシア文学・芸術論集

文化の透視法: 20世紀ロシア文学・芸術論集

文化の透視法: 20世紀ロシア文学・芸術論集

作家
水野 忠夫
桑野 隆
亀山郁夫
伊東 一郎
宮澤 淳一
出版社
南雲堂フェニックス
発売日
2008-04-01
ISBN
9784888964036
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文化の透視法: 20世紀ロシア文学・芸術論集 / 感想・レビュー

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工藤 杳

ドゥルーズ、ベールイについて書いてたのね(「フーコー」の襞)。ブルガーコフ、ザミャーチンはしっかり読む必要がある。大石「一枚の絵画」:マレーヴィチの白黒の下に絵画があった話。亀山「ロシア語でAが「私」を意味していることは、周知の通りである」意味わからん。あまり見たことないほど誤植が多いが、それはそれとして。

2016/12/03

けいた

宇佐見守吉「パステルナークの『リューヴェルスの少女時代』」。筆者曰く、「詩は言葉と言葉以前の場に生まれる」というテーマがパステルナークの好みである。詩は自然の営みとして自ずからノートの上に注がれる。中編小説『リューヴェルスの少女時代』においても、パステルナークの詩的世界における〈境界〉意識というテーマを指摘することができる。本作の主人公のジェーニャはいまだ名前の無い未知の世界を経験し、その「名前あるいは言葉の発見」を通じて世界と自分自身を新たに認識し、幼児→幼女→ひとりの女性へと成長を遂げていく。

2019/02/27

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