憂鬱な希望としてのインターネット (ダ・ヴィンチブックス)
憂鬱な希望としてのインターネット (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー
がりがり君
インターネットについてというよりは一作家のエッセイといった趣。「作者が想像したイメージを押し付ける」タイプの作家だと自己イメージを振り返る。確かにその通りだと思う。頭では龍みたいな、とことん文脈を排した文章を書きたいとは思うけれど実際のところぼくの紡ぐ文章はコンテクストに頼る所が大きい。読者を揺さぶる文章を常々書きたいとは思ってるけど出来ないでいる。このことはまた別の機会にでも。
2015/11/29
shimojik
14年前の本。ふと図書館で見かけて、龍さんは何を言っていたのかと読んでみる。コミュニケーションの効率化のツールとしてインターネットを捉えており、自分の作品を展開する新しい方法を、模索していたのね、というような内容。「まだhtmlは書けないが、、、」などと通のように語ってるところが面白い。この本で紹介されている村上さんの作品は、もうオンラインには無い。この本もおそらく書店には置いていないだろう。図書館の棚の端で、ひっそりとあまり借りられずに、作品が残っている。さてインターネットとは何か。
2012/03/20
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