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砂糖菓子の男: ギリシアのむかしばなし

砂糖菓子の男: ギリシアのむかしばなし

砂糖菓子の男: ギリシアのむかしばなし

作家
アルニカ エステル
ユーリア グコーヴァ
Julia Gukova
Arnica Esterl
酒寄進一
出版社
西村書店
発売日
1998-06-01
ISBN
9784890138722
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砂糖菓子の男: ギリシアのむかしばなし / 感想・レビュー

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KAZOO

ギリシャの昔話というのはあまりというかほとんど読んだことがなく新鮮に感じました。砂糖を捏ね上げて作った男というイメージが面白いですね。このような物語でもやはり悪意をもった人物が出てくるのですね。最後はハッピーエンドですが。また絵の色合いがきれいで、私は馬が出てくる絵はシャガールに非常に似ているという感じがしました。

2015/12/06

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

すりつぶしたアーモンドと砂糖と麦を1キロずつ混ぜ合わせ、40日と40夜祈りを奉げると、理想の男性のできあがり。昔むかし、ある国に自分の恋人を手作りした王女がおりました。ところが、遥か遠くの女王に略奪されてしまい、王女は彼を探す旅に出ます。丈夫な鉄製の靴を3足も用意するほど覚悟の旅でした。月や太陽や星の助けを借りながら、3足目の靴を履き潰した頃、王女はついに女王が住む城にたどり着きます……。幻想的な絵が不思議なストーリーにぴったり。ロシア人の画家とオランダ人の作家が創ったギリシャの昔話。1998年6月初版。

2015/06/13

yn1951jp

グコーヴァの絵が、素晴らしい!表紙から思っていたよりずっと豊かなイマジネーションと特有のテクスチャーの絵画作品だ。ちょっとシャガールの東欧の夜の夢の世界を思わせる絵は、ギリシャの王女が自分の創った砂糖菓子の男を取り返すためにはるばる遠くロシアの女王のところまでやって来たような空想を膨らませてくれる。

2014/12/28

♪みどりpiyopiyo♪

昔、ひとりの美しい王女がアーモンドと砂糖と麦で一人の男を作りました。美しい砂糖菓子の男の噂はたちまち世界中に知れ渡り… ■不思議な不思議なお話を読みました。ギリシアの昔話なんですって。■美しく幻想的な絵は、ユーリア・グコーヴァ。昔話らしさを損なわない簡潔な再話はアルニカ・エステル。■王女も女王もミステリアスで。昔話にこの手の女性が出てくるのって、日本では聞いたことがないなぁ。異国情緒が存分に楽しめました。(1993年)

2018/10/03

小夜風

【図書館】王女が砂糖菓子で作った男はとても美しく、その美しさは世界中に知れわたります。はるか遠くの女王が砂糖菓子の男を連れ去ってしまい……。絵本ですが絵がとても幻想的で、絵本と思えない程キレイなのです。描かれている窓や扉が次の頁に繋がっていく仕掛けが、凄く素敵な驚きでした♪うっとりと何度も眺めました。

2015/06/21

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