ヨハンナの電車のたび
ヨハンナの電車のたび / 感想・レビュー
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
作家と絵本のキャラクターが相談しながらストーリーを進めていく構成が面白い。はじめに電車の絵を描いて、それぞれの車両には動物たちが乗っている。元気が良いぶたさんは、いろんな注文を伝えてくる。作者のくせに私の名前も知らないの? 裸は嫌だ、きれいなシャツが着たい。前の場面に戻ってよ……。誰か遊びに来ないかな……いやいや、こんなのやだ……うん、すてき♪ じゃ、バイバイ。実際の創作がこんな様子で進むかどうかはともかく、自分の子どもか、友だちのようにキャラクターと接する作者の視線がやさしい。2014年6月初版。
2016/08/13
KAZOO
スケッチから一つの絵本が紡ぎだされる過程が書かれています。最初は鉛筆の単色ですが主人公やほかの動物が出てくるとカラフルになってきます。また紙の大きさをバラバラにしてうまく作られています。結構楽しい本ですが、なぜこの本を読もうかと思ったのかすっかり忘れてしまいました。
2015/06/16
メタボン
☆☆☆☆☆ すごく良く出来たメタ絵本。前のページに戻ってストーリーを修正する様子まで描かれていて、絵本創作の臨場感が伝わってくる。お話を絵本の中のキャラクターと一緒に作っていくという発想が面白い。ヨハンナとヨナタンのぶたカップルがほほえましい。
2015/12/23
小夜風
【図書館】わぁっ♪こんな作りの絵本、見たことない!表紙を開いたら「ん?」ってなります。だって今まさに作者さんが絵を描いてお話を作っているところなんですもの♪まるで作者さんと身体が重なっているような不思議な感覚でした。面白かったです♪
2014/09/04
anne@灯れ松明の火
新刊棚で。表紙はちょっと地味な感じだが、今までにない発想、展開で、仕掛けまであって、楽しい。作家が登場人物と話しながら、お話を進めていく。こんな絵本もあるんだなあと驚いた。
2014/07/11
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