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幻のマドリード通信

幻のマドリード通信

幻のマドリード通信

作家
逢坂剛
出版社
文春ネスコ
発売日
2003-01-01
ISBN
9784890361724
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幻のマドリード通信 / 感想・レビュー

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NAO

主人公も時代も違う5つの短編だが、共通項はスペイン内戦。様々な思惑が交錯するスペイン内戦下で暗躍していたスパイのどろどろとした人間模様が垣間見れる、ちょっとおどろおどろしい話になっている『幻のマドリード通信』と、『カディスの赤い星』にも登場したスペインの治安警備員とその部下だった殺し屋が再登場する『カディスの密使』が面白かった。

2019/01/26

Dai(ダイ)

この作者のスペイン物はたくさん読んだ。特に「カディスの赤い星」等は傑作である。物語の作り方が非常に上手く引き込まれる作品が多い。が、この本は短編集であり、その手腕が長編に比べて発揮しきれていないように思える。これは単に私がスペインの歴史に疎いせいかもしれない。スペイン物以外の短編集は、特に精神科医とか出てくる物は非常に面白いと感じたのだから。

2014/02/24

ふーりん

初読み作家さん。スペイン内戦下でのスパイ活動などあまり読みなれないジャンルでした。短編だったのでそれぞれ読み始めは内容を理解するのに時間がかかりますが、読み進めると話の道筋がみえてきます。内戦下であり簡単に人が殺され情報伝達のための手段なども大変な時代だったのがわかります。

2022/05/15

カワセミ440

図書館で見つけた本。昔は随分逢坂さんの本読んでた時期があったんだけど・・逢坂さんのスペインがテーマの本って随分久しぶりに読んだような気がする。結構古い本だ。『カディスの赤い星』のサイドストーリー??って思い込んでたら全く違った話だった。スペイン内戦の話ってそういえば五木寛之さんの本で知った分野だな、随分昔だけど。

2016/06/11

とらやん

スペイン内戦時の連作。 短編の連作だから、退屈せずに読めて、結構面白かった。 でも、その繫がりがも一つよく解らない。 文庫本だったら、解説が付いていたのに..... スペインに、も一度行きたくなった。

2011/12/07

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