宇宙の御言
宇宙の御言 / 感想・レビュー
猫丸
小説としても作品化されたナベゾとの対話。二人とも他界されたので、まさに宇宙からの言葉のようだ。渡辺和博の方は代理店方面の儲かる虚業に慣れ過ぎたような臭みも感じるが、赤瀬川さんはいつものマイペースだ。話し相手が誰であろうと議題が何であろうと動じない。南伸坊や栗本慎一郎などが乱入しても打席での構えが変化しない。蓋し赤瀬川さんは文学界の篠塚である。公序良俗とか法とか、基本的にどうでも良い。だってつまらないし、みっともないから。面白いものカッコいいものについて考えたり、喋ったりしたいだけ。
2020/04/12
感想・レビューをもっと見る