宮沢賢治、銀河へ: 版画絵本
宮沢賢治、銀河へ: 版画絵本 / 感想・レビュー
そり
まず最初に、白地に黒文字の版画「注文の多い料理店(序)」で圧巻。ページを捲り目に入ってくる世界は、人も動物も植物も建造物までも当たり前のように命があり表情豊かで皆対等、そのことがちょっぴり怖さを感じさせる。大昔の洞窟壁画みたいな彫って描くという無骨な手法で、細かく細かく彫り込まれている絵を見ると、愛があるな思い入れがあるんだな、と嬉しくなってしまった。▼イーハトーブの絵本は、これからもちょくちょく探してみよう。
2013/11/18
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