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かけがえのないもの

かけがえのないもの

かけがえのないもの

作家
養老孟司
出版社
白日社
発売日
2004-08-01
ISBN
9784891731113
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かけがえのないもの / 感想・レビュー

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ジュースの素

経済を優先して来た日本は失ったものだらけだ。かけがえの無い物は「自然」、そして「手入れ」が要ると説かれている。「人間が意識して作った物でないものを一日に一回、たとえ15分でも見て欲しい。木の葉の一枚一枚は互いに陰にならず日照を最大に受けるように配列されている」この最後に書かれた一文は私も日頃から感動する事で、この本で一番言いたい事であると思う。倉本聰氏とは分野は違っても思いが通じる。

2018/07/10

ことちん

自然のものと人工のもの。違いは人間が作ったものか否か。人工的なものはコントロール可能。対して自然のものはコントロール不可能。女性と子供はより自然に近い存在。だから両者はコントロール出来ない。対女性の人間関係や育児は、なるほど思い通りにはいかない。納得。日本は都市化され、コントロール出来ない自然を排除してきた。人間の生老病死は自然現象。特別なことではないのに病院に隠してしまう。病気や葬式が続いたりすると、不吉な感じがするがその感覚は間違いで、生老病死は人間本来の姿。当たり前のこと。著者が言うと説得力がある。

2019/01/06

pippibato

自然と人工。自然というものを再び考えさせられた一冊でした😌

2023/08/03

(2004,114)「養老先生、病院へ行く」の補強本に。

2021/12/06

カルロス

読みやすくわかりやすい内容だった。言葉も難しい言葉ではなく、選んで伝わりやすい言葉や事例を使っているのだろうと感じた。自然に対し都市化という流れで現代社会は進んできている。そのことの問題点が書かれていた。街にある植物は自然のものであるけれど、人間が計画的に植えているという点で都市化されたもの。こうした視点も面白かった。

2015/06/07

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