欲望の未来: 機械じかけの夢の文化誌
欲望の未来: 機械じかけの夢の文化誌 / 感想・レビュー
いちはじめ
科学とオカルト、小説と映画とアニメとマンガ、そして、ジェンダー。ジャンルや性別を横断しつつ、SFファンとしてのコアに引き寄せて語る時、単なるカタログ的な知識の羅列ではない、スリリングな文化論/都市論となる。特に久生十蘭「魔都」を手がかりに江戸/東京の上水道・下水道網を考証した「公園の腸」が秀逸。あー、こういうの読むと、なんか「魔都」を読み返すために国書刊行会の久生十蘭全集でも買いたくなりそう
2009/07/13
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