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オテサーネク

オテサーネク

オテサーネク

作家
エヴァ シュヴァンクマイエロヴァー
Jan Svankmajer
池内紀
ヤン・シュヴァンクマイエル
Eva Svankmajerov´a
矢川澄子
出版社
水声社
発売日
2001-12-01
ISBN
9784891764562
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オテサーネク / 感想・レビュー

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めしいらず

ヤン・シュヴァンクマイエルの同名映画(未鑑賞)の原作なのかな。チェコに伝わる民話のようである。子供のない夫婦が寂しさを紛らす為の赤子の形に細工した切り株が、やがて意志を持ちあらゆるものを食い尽くしていく。人の根っこにある欲が招いたのは止め処ない欲望(食欲)の塊のような強烈な意志。経過からオチまでいかにも民話的でどうと言うこともなかった。

2020/01/28

ちえ

以前ヤン・シュヴァンクマイエルの映画を観たけれど、グロテスクな悪夢で忘れたくても忘れられないものだった。お連れ合いのエヴァさんは絵本を書いていたと知り他館リクエスト。これも凄い話だ。絵の迫力も。最後のページ、確かにね。前書きがまた怖い。羊飼いの青年のおじいさんの話読んでみたいな。チェコの話って怖いものばかりなのかしら、それともどの国でも本質的に民話って残酷で怖いのか。私たちに差し出されてきたものは知らないところで、牙を抜かれ去勢されてきたものなのかも。◆別冊太陽「あやしい絵本」

2021/12/30

ベル@bell-zou

【Moeモエ2021年9月号怖い絵本】やだこれまえがきから妙に脅されてる感じが(笑)。子供が欲しい夫婦、夫が子供の形をした木の根っこを持ち帰りその子にせがまれるまま食べさせるけれど、けれど、うわわわわ…。こういう話つい最近読んだなぁ。https://bookmeter.com/reviews/96680285  絵も怖い。作者のパートナーであるヤン・シュヴァンクマイエルが同名の映画を製作しているそうだけど、広げて薄くなってないといいな。

2021/08/09

KAZOO

私は映像作家としてのこの作者が好きで、いくつか見たうちの一つがこのような本になっているとは思いませんでした。これが童話とは信じられないですね。やはり大人向きあるいはヤングアダルト向きなのでしょう。絵にすると怖さが一段と引き立つ感じがします。

2013/08/07

おはなし会 芽ぶっく 

子どもに恵まれない夫婦は、小さな切り株を自分の子どもとして育てる。切り株はどんどん大きくなり、食べても食べても満たされない。そして両親をはじめ村人たちをも食べていくのだが…。類話の多い話ですがこちらはチェコに伝わる民話がもとだそうで、世界中に広まっているんですね。

2021/04/15

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