文学賞メッタ斬り!
文学賞メッタ斬り! / 感想・レビュー
はらぺこ
自分は未熟なので注釈付きでも分からない事もあったけど途中から楽しんでよめた。とりあえず、受賞作は手に取る切欠にしかならない事が分かったので何でも読んでみようと思う。文学甲子園は実現してほしい。 ところで、今までの色々な賞の受賞作の中で、お二人のベストは何なんやろ?
2011/08/27
めしいらず
衝撃の第1作。黄金コンビが数多ある文学賞と作品を語り尽くし、胡乱な選評を斬り尽くす。読んでいるこちらが心配になるくらいは率直な批評が並ぶ。日本ファンタジーノベル大賞が授賞した遍歴がスゴい。酒見賢一、佐藤亜紀、森見登美彦、宇月原晴明はここ出身なんだよなぁ。授賞するタイミングを間違え続ける芥川賞・直木賞と、外さない山本周五郎賞。選考委員でこうも違うとは目からウロコだった。巻末の各賞受賞作の採点表とひと言感想が辛過ぎて笑える。
2013/06/18
山田太郎
長岡弘樹をケチョンケチョンにけなしてそのあとものすごく成長したのか見る目がなかったのかということで、有名な本じゃないのだろうか。どんだけうまくなるかって一つ二つ読んだところでわからないのかどうなのか考えさせられます。今日のヤフーで、面白くない本我慢して読んでも、本代損するだけでなく時間も損するのでつまんないと思ったら読むの止めろとかなんとかかなり乱暴な要約だけどそれとはちがうよなやっぱりと思った。
2017/11/24
ばりぼー
直木賞は、賞を与えるタイミング、作品を間違えてる確率が高い。宮部みゆきは、代表作の『火車』で見当外れな批判をされているが、なにも『理由』でやるこたぁない。浅田次郎も『蒼穹の昴』みたいな渾身の力を込めた労作にあげずに、小手先のテクニックだけで書けちゃうような『鉄道員』にやっている。桐野夏生もエンターテイメント路線ずっぽりの『OUT』でとるべきで、実験的な『柔らかな頰』は直木賞のタイプではない。天童荒太のとてつもなく陰惨な『家族狩り』(単行本バージョン)に賞を与えた山本周五郎賞は、とっても評価できる。〈豊崎〉
2020/03/27
MATHILDA&LEON
読者仲間さんが読まれているのを見て興味を持って。芥川賞や直木賞をはじめ、有名な賞は知っていたものの、それぞれどんな傾向のものが選ばれるのか、具体的にはサッパリだった私。勉強がてら読み始めたところ、何とタメになる!そしてなんて鋭いコメント!!クスクス笑いが止まらないし、大笑いしてしまった箇所も。パート2もあるようだし、そちらも是非読んでみよう。
2016/03/26
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