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野呂邦暢小説集成〈3〉草のつるぎ (野呂邦暢小説集成 3)

野呂邦暢小説集成〈3〉草のつるぎ (野呂邦暢小説集成 3)

野呂邦暢小説集成〈3〉草のつるぎ (野呂邦暢小説集成 3)

作家
野呂邦暢
豊田健次
堀江敏幸
出版社
文遊社
発売日
2014-04-20
ISBN
9784892570933
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野呂邦暢小説集成〈3〉草のつるぎ (野呂邦暢小説集成 3) / 感想・レビュー

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shizuka

きれいな文体で満たされる反面、読後、心がざわつく、どうしようもなくもやもやする、不安になる。

2019/01/06

Voodoo Kami

 野呂さんも向田さんと同じく、記憶の人だったのだろう。どうして自衛隊に入ったのか。自分を「無色透明に」するためには、自分を「使い尽くす」必要があったからだと書く。だが本当にそれだけだったか。自分の故郷を灰燼にした戦争の担い手である兵士という存在に、抗う気持ちとは(あるいは)裏腹な感情もどこかに抱きつつ1年を過ごしたのではないか。その後の、名もなき兵士たちの戦記物への執着ぶりを知っているだけに、「草のつるぎ」「砦の冬」「一滴の夏」を読んでみて、そんな感想を持ちました。堀江敏幸さんの解説がとても興味深かった。

2015/06/11

7kichi

初単行本化作品の「水辺の町」を読むために購入。「草のつるぎ」から全部読み返したが、素晴らしい。

2014/04/19

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