野呂邦暢小説集成5 諫早菖蒲日記・落城記 (野呂邦暢小説集成 5)
野呂邦暢小説集成5 諫早菖蒲日記・落城記 (野呂邦暢小説集成 5) / 感想・レビュー
Voodoo Kami
一気読みしたい本とゆっくり味わいたい本があるとすれば、これは間違いなく後者。1ヶ月かけて少しずつ読みました。第4巻までとまったくテイストの違う時代小説集。野呂さんの現代小説に登場するような鬱屈した男主人公ではなく、野呂さんの精神を写し取ったかのような少女たちの目から描かれる幕末、戦国時代の諫早。「落城記」で描かれる、向田邦子さんも見に行った楠を見に行ったり、野呂さん終焉の家も訪れ「菖蒲日記」で志津が暮らした場所への思いをはせました。自分が住む地域の歴史にここまで興味を抱くようになったのも野呂さんのおかげ。
2015/08/07
げんごろう
内容が7割ぐらいしか理解できないのに、面白かった。 なぜだろう。不思議です。 判らない言葉があっても、話の内容が想像できて、それが面白いのだろう。 それ程、文章がうまいということだと思う。
2017/10/13
7kichi
かつて旅先の古本屋で偶然発見した一冊の文庫本。車中で夢中になって読んだのが諫早菖蒲日記だった。やっぱり、何度読んでもいいなあ。
2015/05/11
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