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青いノート・少年 (吉屋信子少女小説集2)

青いノート・少年 (吉屋信子少女小説集2)

青いノート・少年 (吉屋信子少女小説集2)

作家
吉屋信子
松本かつぢ
千野帽子
出版社
文遊社
発売日
2016-03-10
ISBN
9784892571329
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青いノート・少年 (吉屋信子少女小説集2) / 感想・レビュー

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ぶるこ

「青いノート」は激動の世の中で、辛い境遇にある少女たちの優しさや健気さがとてもしみじみと感じられ、胸が温まります。「少年」はまた違ったテイストでした。再婚して一人東京へ行ってしまう母親と田舎に祖父母の家に残った娘のお話。父親が連れてきた哀れな異母兄弟を世話することで愛することを知り、成長していく娘の姿が描かれています。いずれ嫁いでよその家に行く女の子には、男の子のような勉強したり社会で活躍するような希望がないのか?といった疑問が投げかけられていて、当時これを読んだ女の子たちはどう思ったのか気になりました。

2021/12/04

ひとみ

父が公職追放にあった為にそれまで住んでいた屋敷から隣の小さな家に居を移した娘が軍医として出征し戦死した兄の遺品のノートに、引き揚げ邦人の同級生のことや日々のことを書き留めたという手記の形をとった「青いノート」と、分け合って離れて暮らすことになった母への手紙やノートに省みられない子になっていた異父弟のことや内省を記した体裁の「少年」の二編収録。どちらも戦後間もない頃の混乱した世相が背景にあって、新しい世の中への希望も語られているが、時代に翻弄され失われたものへ寄り添うような哀しさを強く感じた。

2016/05/31

zikisuzuki

美しい心は美しい言葉の中にありました。

2016/04/24

きゃべつ

これは…中学生が読む本でしたか?ハハハハ

2016/05/31

とと

最近心が死んでいるのか、感想をどう書けば良いのか全然わからない。ただ、何を思うでもなく読む小説は、けれども私の内側に染み入るように、小さくて清いしずくを。。。。 時代は変わっても、何かが変わらぬ少女の心が私に安心のようなものをもたらし、尊さのようなものを感じさせてくれました。等身大の少女の告白がすごく共感できるようで『少年』も良かったですが、やっぱり友情ものである『青いノート』はすごく好きな雰囲気でした。

2018/10/20

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