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ジェイコブの部屋

ジェイコブの部屋

ジェイコブの部屋

作家
ヴァージニア・ウルフ
出淵敬子
出版社
文遊社
発売日
2021-08-27
ISBN
9784892571374
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ジェイコブの部屋 / 感想・レビュー

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かもめ通信

どの場面も細やかに描写され、その表現がまたうっとりするほど美しかったりもするのだが、場面も登場人物もめまぐるしく変わり、時間も空間もいったりきたりで、なにかをつかんだと思うと、そのなにかが指の隙間をすり抜けていくかのよう。だが少なくとも、彼は自分の部屋を持っていた。そしてその部屋を、多くの人が訪れて、多くの人が出て行った。それはまさに、彼の人生そのものようで……。

2021/11/15

akubi

宇宙模様の蝶や蛾。真っ白な羊の頭蓋骨。愉しげに海に沈むシェイクスピア。風のふきつける丘の上に灯るガイ・フォークス像の焼かれる炎。月光にゆれる柘榴石のブローチ。引き裂かれた切符。囁かれたいくつもの会話の断片。交わされ絡まる視線。 わたしが迷い込んだのは、そう。たしかにジェイコブ(或いはいつかの思い出の欠片)を語る、浜辺に設えたインスタレーション。あらゆるひとの目に眺められた彼の輪郭。メカスのようなやさしい記憶、あるいは時にゲリンのようなやわらかい詩的なフィルムをそえて。

2022/02/21

warimachi

よくわからなかった。

2022/01/22

のうみそしる

脈絡なく入れかわり立ちかわり、行が違えば距離も時間も飛び越す。評論ぶっこみ情景ぶっこみなんだこりゃ理解できそうもない、でも不思議と美しい。「というのは」が心底辛かった。説明してるようでなにも言ってないので。『それを咎めようが讃めようが、われわれの心の中には野生の馬がいることは否定できない。』

2022/06/25

御庭番

ウルフ、難しー! 散文のように言葉が飛ぶけど、結果的にはちゃんと意味をなしていて、理解できない自分の脳みそのボンクラさを思い知る。 【図書館で借りました】

2021/10/01

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