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中国古代の楽制と国家: 日本雅楽の源流

中国古代の楽制と国家: 日本雅楽の源流

中国古代の楽制と国家: 日本雅楽の源流

作家
渡辺信一郎
出版社
文理閣
発売日
2013-11-01
ISBN
9784892597183
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中国古代の楽制と国家: 日本雅楽の源流 / 感想・レビュー

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おっとちゃん

儒教の祭祀に礼楽が必須だったこと。征服や朝貢で敗者の音楽、楽人集団が王朝に吸収されるため音楽の種類の多さは王朝の徳を示すこと。隋には倭国楽もあったこと。音楽の音階は笛の長さで決まるため度量衡同様王朝のごとに異なることと。(呂律が回らないの呂律はここから来ていたらしい。)隋唐で雅楽とは宗廟などの祭祀用の音楽であり、日本には輸入されなかったこと。日本に入ったのは宴会用の舞楽であること等々あるが、多くの音楽を皇帝が作るなど王朝にとって音楽の重要性が印象深い。

2014/01/16

水紗枝荒葉

中国音楽に関する本、というよりは、音楽への国家的取り組みである楽制を主題とした本。中国国家史の一部を担うゴリゴリにハードな書きぶりなので、文化史を期待している人は注意。音楽に関してこのような語りが可能なこと自体が古代中国・儒教思想の特殊性を示している。

2024/10/09

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