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花地獄

花地獄

花地獄

作家
鈴木清順
出版社
北冬書房
発売日
1996-03-01
ISBN
9784892890987
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花地獄 / 感想・レビュー

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子音はC 母音はA

相変わらず清順の爺さんは一体、何を宣ってるかわからんけど言葉の節々から漂う粋な風情と脆く崩れそうな儚さで世界観を構築してるから何故か引込まれる。イメージの連環だけで清順美学を披露。その中でも(釈迦と少年)は一際怪作である。動と静、極楽と地獄の合間をするすると抜けて少年は美少女の姿を追っていく。

2014/07/04

月光密造者

「作るより壊すほうが面白いでしょ」と答えてニヤリッと笑った筆者のインタビュー動画が忘れられない。好好爺然とした風貌に浮かぶ悪戯っぽい笑みに、鳥肌が立った。そんな著者の脳で描かれる鮮やかな妄想の一端を、覗くような時めきを感じる一冊。

2010/10/22

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