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曼陀羅華綺譚

曼陀羅華綺譚

曼陀羅華綺譚

作家
つげ 忠男
原マスミ
出版社
北冬書房
発売日
2011-05-01
ISBN
9784892891366
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曼陀羅華綺譚 / 感想・レビュー

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内島菫

「膨らむ闇」は、実兄つげ義春の「夜が掴む」や「外のふくらみ」が意識されているように思うが、義春よりも説明的なシュールさと暗さへの安心感が感じられる。巻末の原マスミの「かくも長き残像」、つげ忠男と写真家・中里和人の対談が、つげ忠男の漫画の特徴を考える上でおおいに役に立った。原氏も中里氏も鋭い。あるいは、義春よりも忠男の方がひねくれ度が少ないためか説明的なためか、ある種のつかみやすさはあるのかもしれない。

2019/11/10

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