KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

非道とグローバリズム 新聞とテレビが絶対に言えない「宗教」と「戦争」の真実

非道とグローバリズム 新聞とテレビが絶対に言えない「宗教」と「戦争」の真実

非道とグローバリズム 新聞とテレビが絶対に言えない「宗教」と「戦争」の真実

作家
中田考
和田秀樹
出版社
ブックマン社
発売日
2016-01-30
ISBN
9784893088543
amazonで購入する

非道とグローバリズム 新聞とテレビが絶対に言えない「宗教」と「戦争」の真実 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

樋口佳之

拝金教/灘に入る前の学習塾からのお知り合いの対談。そのためなのか、少し話が散漫な気がしました。読んでいる間つまらない訳ではないけど、何書いてあったんだっけみたいな。

2016/09/29

mittsko

文句なしに面白い! 「自由の国フランスの正体、アメリカのグローバリゼーション、日本の教育行政の問題、資本主義の本質など」、現代史を一望するこういう主題設定をなんと呼んだらいいのだろう… 本書が単なる放談、オジサンたちの床屋談義ですまず、鋭い批判性と分析力、構成力をもつのは、ひとえに対談者お二人の知的力量による イスラーム碩学と一線級精神医学者、説明不要の偉大な知識人お二人は、幼馴染の同級生なのだという。行間は広く、スペースも充分なのでさくさく読める。世界と現代を見るこうした目こそ、ボクも身につけたいものだ

2018/07/28

田中峰和

グローバリズムや非道というより、拝金教に侵された日本の問題点を指摘する二人の意見が目立つ。ムスリムは資産を生きているうちに全部使うが、日本人は貯蓄性向が高く、死んだときの貯蓄額は世界一だと指摘する中田氏。一方、定年延長を求める日本に対し、フランスでは労働組合が定年早期化を要求すると和田氏の指摘。貯蓄観、労働観と比較対象は別だが、共通するのは政治の貧しさが引き起こした結果だといえる。生活保護の切り捨てで餓死者が一日5人も出る国でどんな老後を迎えるか不安は尽きない。拝金教というより幸せに死にたいだけなのだ。

2016/04/07

noko

精神科医✖️イスラム宗教学者の対談。内容は、イスラム教の事柄がベースになっているが、幅広い。しかしちょっと違うのでは?!という主張もあった。江戸時代に士農工商の身分制があったと言うが、今は否定されている。中国は昔の秦帝国に回帰していて秦時代の領土を守ろうとしたいると言うのも、中国はそれ以上の領土拡大を狙っていると思う。納得の話もあった。ハラールビジネスを仕切っているのはマレー人。中国の脅威はイスラム化したウイグル。イスラム系ウイグルは亡命さながら、イスラムの原理主義(本ではIS)に参加するムスリムがいる。

2021/10/09

かるろすぱん

すぐ読むのやめちゃうんだろうな、と思いつつ手に取ったらあっという間に読み終わってしまった。 西欧や日本は拝金教になっている、相続税を100%にすることで下の世代にお金を残すという考えをなくせば消費も増える、など本当に面白い意見がたくさん書かれている。 中田さんのイスラムへの考え方が面白い。冷静に達観視しているが強い情熱を感じる。宗教全般は説明のつかない物事に潔い諦めをもたらす、とか宗教への考えが変わった。 私は宗教にも、戦争にも疎いのでここで話されていた考え方は私の考えの基礎となりそう。

2017/08/24

感想・レビューをもっと見る