玻璃の柩
玻璃の柩 / 感想・レビュー
青井
波津彬子さん目当てで買いました。内容は天才人形師の少年と、彼を囲う少年の叔父兼ハイスペックなパトロンと、文楽の若手人形遣いの昼ドラものでした。主人公が囲われていることに反発し、パトロンが当て馬になるのは分かるのですが、人形遣いの魅力が今ひとつで、比べるとどうもパトロンの方が余程いい男に思えてしまい、もやもやとした読後感です。しかしさすが波津さんの挿絵は素晴らしかったです。文楽シーンは『異国の花守』の1コマにも使われている絵でした。
2013/11/26
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