夜と薔薇
夜と薔薇 / 感想・レビュー
wang
漫画で書かれた詩。日常生活の延長で感じたような物語が多い。最後にはホッとしたりニヤッとしたりする短い短い作品群。あがた森魚的ななにかに共感して買った本。
2014/06/28
誰パンダ
森雅之らしいリリカルでロマンチックで静謐な漫画たちなんだけど、1番はそのテクニックに驚かされる。「街でうたう雲雀」の素朴な人物描写はその人の素朴さを表現してる上に、p33のアップのコマでもそのままズームした顔なんだよね。これがすごい。普通だったらアップなので少しは色気出してしまう。「雪の中の小さな足跡」p51の雪の表現。「星座物語」p118、119最初の見開きの右半分を黒塗り。贅沢なページの使い方。「ロマンチック2」p182レモン。最初の3コマの完璧な空白とテンポ。p183電柱の吸い込まれそうな道の黒。
2020/03/20
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