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イオマンテ: めぐるいのちの贈り物 (北の大地の物語)

イオマンテ: めぐるいのちの贈り物 (北の大地の物語)

イオマンテ: めぐるいのちの贈り物 (北の大地の物語)

作家
寮美千子
小林敏也
出版社
エフ企画
発売日
2005-03-01
ISBN
9784894190313
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イオマンテ: めぐるいのちの贈り物 (北の大地の物語) / 感想・レビュー

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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

5か月ぶりの例会。【テーマ アイヌの本の持ち寄り】旭川の某高校の郷土部(アイヌ文化)が毎年発刊する「上川アイヌ研究」の紹介もありました(我が子が通う高校なんです)。全員がマスク着用・消毒・密にならないように心がけての例会でしたがとても盛り上がりました。感染予防に注意を払い、毎月行いたいです。

2020/06/23

ヒラP@ehon.gohon

何度読んでも理解しづらいのですが、熊を神と崇めながら、殺して食して尊ぶというアイヌの文化が、生々しく描かれています。 少年は老いてその思想を子どもらに継承していきます。 子熊として育てられ、神の国に送られるために、殺され食された熊はその立場から感じたことを伝え、神となってからかも語ります。 兄弟のようにして育った熊を殺す儀式はとても残酷に感じましたが、アイヌの文化では神聖なことなのだと語られました。 哲学的な絵本でした。

2017/12/03

Midori Matsuoka

アイヌ民族の熊送りの儀礼「イオマンテ」をアイヌの男の子の視点と熊のカムイの視点両方で進んでいくお話。 熊を可愛がる男の子と熊送りの儀礼を心得ている大人たちとの対比が切なくなるけれどすとんと心におちるかんじがした。 「命をいただく」というのはこういうことなんだなあ、ということを感じ取れる作品。 文も絵もなんだかとても自然に入ってくる。

2022/12/25

sonettch

この違和感というか居心地の悪さは、現代人である自分が、「食べるために殺す」という行為を生活から切り離してしまったことにより生じるものなのだろうか…。

2015/03/22

もんちゅ

捕まえてきた子熊に母自らの乳を与え、寝食を共にし成長させた熊を、イオマンテ(くまおくり)という儀式の名のもとに、殺して食べるときの気持ちを、アイヌの男の子が、苦しい、怖い、悲しいんだか嬉しいんだか頭がぼうっとなった、と表現している部分が、正直な気持ちだと思った。だが、殺される場面での熊はゆかいでたまらない、などありえない。熊に感謝しつつも人間の勝手な解釈が不快。1955年に廃止されたのに2007年に廃止撤回されているところがこれまた悲しい。宗教、習わしとはいえ、実際に行う必要があるのか。

2013/10/08

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