父は空母は大地: インディアンからの手紙
父は空母は大地: インディアンからの手紙 / 感想・レビュー
ヒラP@ehon.gohon
1855年、インディアン大首長シアトルが、与えられう居住区を受け入れ、国土をアメリカに委ねることを了承したときに書かれた手紙だそうです。 空や大地はみんなのものであって、売り買いするようなものではないとする、先住民の当たり前の考えと、開発をめざして大地を変えようとする移住者の考えが、はっきりと語られています。 古い時代の言葉が、今の地球を維持できるものにして行こうと動き始めた現代に被るような気がします。
2022/07/12
lovemys
心に訴えるような言葉。大地は誰のものでもなく、空をどうやって買うのか。自然の営みと共に生きてきた人々から、彼らの一部である土地を奪い、居留地へと移動させる。誰にそんな権限があるのか。ネィティブアメリカンの与えられた環境とともに生きる姿と、自然を敬い、愛する心に、震えるほどに感動した。こういう気持ちがあれば、地球は今とは違う姿だっただろうに。私たちは何か勘違いをしているのではないかと思う。人間も自然の一部で、自然にしていることは、私たちにも返ってくる。地球の一部であるものとして、謙虚に共存していきたいと思う
2022/07/17
こざるん
アメリカ政府によって土地を追われる際に、シアトル首長が政府のインディアン担当官に向けて土地への思いを託したとされる演説。この本はいつから自分の書棚にあったのだろう??出版年からして、大学時代かと思うけれど。当時の私は、宇宙物理学を志して進学はしたものの、違う何かに目覚めかけていた。環境、野外教育。そんなキーワードであちこちのワークショップに参加していた中で出会ったのではないかと思う。自分自身が中学生の時に、米国内で感じた人種差別や、空や大地などへの憧憬と相まって、強い印象を覚えた記憶がある。
2020/04/28
つくしんぼ
図書館で借りて読みました。絵本です。
2015/12/26
つぼけん
人間として、自然に、大地に謙虚でありたい
2014/06/05
感想・レビューをもっと見る